三日SS

聖吾ですよ、今日は三日に渡ってショートストーリーを書こうと思います。


『魔王殿、上陸』
……陽射しもゆるやかな午後の風の中……私はアマツにいた。

 
「アマツへようこそ、私はミスアマツ!」
一人の女性……職業はプリーストだろか、彼女はそう高らかに言った。
 
「魔王でしょ」
隣にいた女性が鋭く切り替えす。

しかし妙なことを言う……どこからどう見ても凶悪な風体には見えず。
唯一目を引くところがあるとすれば、このアマツの日和の様に咲いた『ひまわり』だろうか………しかも頭に。
これが魔王との出会いだった………。



月日が経ち、気付けば私がアマツに滞在して随分経ったある日のこと……。
今日もなんのこともなく、雑談し、普通に時を過ごしていた。
そして、みながいなくなり、アマツから人がいなくなった時だ。


「……ミギィ…」


!?


今なにか……気のせいではない……。
鳴き声のような……。
気付けば、その方向は我等がギルドマスター、『魔王』しかいない……だが。

よく見ると頭のひまわりがひとりでに動き、魔王を回復させているではないか!
暫く観察していたが、それ以降は動かず、謎は残るばかり……。
なんなのだ、あれは………。


それ以後、何度となく彼女を観察していると、突然人のいないとこれで爆発したり……。
とにかく謎だらけ……
こうして、私は彼女が『魔王』と呼ばれる所以を知ったのだった………。



追記:どうやらひまわりは、たまに仲間にもヒールを飛ばしてくれているようだ。






さて、第一部は終わりです、Disk2をセットし……じゃなくて、どうだったかな。
即興の為、ラストの締めが甘いけど、そこは勘弁w


ではまた今度!
聖吾でした。